2003年7月25日
　夏季休暇を利用した道内の温泉めぐりの締めくくりに、母校に立ち寄りました。

５M　福井　勇

まず驚いたのは、学校への道筋。判っているはずなのに、違う景色に戸惑いながら、懐かしの正門。
校舎の前景はトップページにしました。旧校舎のイメージはそのままですが外装タイルがリニューアル。

　
校舎正面と今も変わらぬ前庭です

かつての学生玄関右のロビーは、学生課の事務室です。
受付でのすばらしい応対で、遠藤先生（教授・水力）の部屋まで案内していただきました。

＜校内は今＞

校舎内は、いたるところがリニューアルされ、またそこかしこに昔の名残も残っています。
下のロビーは、橋詰先生作の裸体像があった場所です。３階の壁にかかっている絵に見覚えがありました。
体育館・図書館他諸々の設備が増設され、正面玄関入り口にはエレベーターまでありました。 

　　　
ロビー　武道館 石炭庫（吹奏楽部部室）です

機械科の実習工場もみせてもらいました。
自動車部で、いろんな工具を借りたり、卒業研究の実験器具を製作するため、入り浸った場所です。
今は夏休みで、専攻科の学生と、ロボコンに参加の学生が顔を見せていました。
「先生！シャーリング貸してください」と言って入ってきた学生の目の輝きがすてきでした。
かつて、お世話になった、真野先生と土井先生に、「彼らは、昔のあんたがたとよく似てる」とお褒め（？）の言葉をいただきました。

　　
昔のままの手仕上げ工場　鋳造工場　鍛造工場です。機械工場には当然NC機械もありました。

　
実習工場　真野先生と土井先生（二人ともお若い）

＜明誠寮は今＞

遠藤先生は現在寮務主事をされております。新旧の寮の各所案内していただきました。
現在、部屋は一人住まいでした。夏休み中ですが、留学生、専攻科学生が今も残っており、某君の部屋を見せていただきました。
かつて（30数年前）と同じ設備は　明誠寮の看板、風呂場（インキンタムシの巣窟）、会議室、食堂は修理はされてますが今も昔も変わりません。かつての洗濯場はあたかもコインランドリーのごとくで、洗濯板で手洗いしていた時代は過去のものでした。

　　
玄関と現在の寮室（当然一人部屋）
　　
食堂はリニューアル。風呂場・洗面所は昔のままです。

今も残る、初期の棟（確か２棟？　２人部屋で高学年が使用）に開かずの扉を開けていただきました。

　　
２棟前景・寮室（かつて私が住んでいた２人部屋。小さな机と、パイプベッドが二つありました）・調理場

　　
ツワモノドモガユメノアト・・・ビートルズの日本公演を談話室のTVに集まって見た棟はもうありません。

寮の消灯は10時。当時12人部屋があり、期末試験の時期になると、机を廊下に取り出し試験勉強したこともありました。それがカーバッテリーに代わり、今はどうしているのでしょう？
夜食はスーパーの特売で購入したインスタントラーメン。調理場の電気コンロでアルミ鍋で毎夜のごとく食べ続け、ついには膵臓を患って入院するはめになりました。（おかげで修学旅行を棒に振りました）。
その後、バリケード封鎖の影響で暖房停止になり、極寒の地から安住の地を求め、下宿住まいをする事になったのは、はるか昔の話です。

これから明誠寮は、旧棟を女子寮に改造する計画があるそうです。
血の気の多い世代（15歳〜・・・）の男子寮の間に、女子寮を作ろうなどとは・・・

（まったくもって「うらやましい」。見方によっては、狼の巣のなかに餌場を作るような物？当時を思えば、部屋のカーテンに映る着替えのシルエットなどを想像するだけで、鼻血もんです。）

かつての寮祭では、実行委員として市内の　看護学院、ドレスメーカー女学院、高嶺の花の藤高など、女性がたくさんいる学校・寄宿舎に片っ端から電話しました。寮祭のメインイベント、キャンプファイアーとフォークダンスへの参加をお願いしたのですが、新手のナンパと勘違いされました。その責任は、寮自治会長の（O君）名前を語って、うら若き女性とのつかの間の会話を楽しませていただきました。