木の助こぼれ話
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平成12年2月11日建国記念日の一日


【プロローグ】

紆余曲折というよりは、まるで、[Ten Little Indian Boys]の歌のように、
   ひーとり ふーたり、三人減るよ・・・
の状況で、ようやくこぎつけた、新年会。なんとか5人での開催できそう。
おかげで、幹事役(福井)の神経は ぼろぼろ・・・(??)
次なる心配事は、集合場所の西明石駅に全員が定刻で集まるか・・・

【西明石駅】

予定より、15分早く到着し、車を空いた駐車場に入れ、改札口に。
山口さんはすでに到着しており、改札口で皆さんをお待ちすると、辻田・松元の両氏はすぐ出口に。
「堤先輩が来ない・・・」(不安がよぎる)
しばらくたって、ようやくふらりと現れましたが、目がうつろ。
「おーい、改札はこっちだよー」

【出発】
ようやく乗車し、「出発進行!」
走行し始めて、約10分「ビールが飲みたいな」の一言で、早速サービスエリアに。
自販機にビールは無く、堤さんが、全員に缶コーヒーをサービス。
一同「さすが、サービス業は気配りが違う」と関心。以後、堤さんの呼称が「先生」に。

 

【道中】
ほとんど渋滞も無く、第2神明−加古川バイパス−姫路バイパス−播但自動車道−中国自動車道を経て、山崎インターで降りたとたん、渋滞??。と思いきや、単に山崎町内の信号渋滞で、ほとんど時間ロスなく走行。

揖保川添いの道に入ると、雪景色に大はしゃぎ。そういえば、雪に飢えた人ばかり。
ノスタルジックな思いもあって、「山だー!」「雪だー!」「渓流だー!」
幹事役の福井としては、「ここを選んでよかった。よかった。これも神の思し召し!」と
胸にジン(?仁)と来て、思わずアクセルを踏み込んじゃった。

いよいよ、渓流沿いの山道に入ると、とたんに、道の脇の雪も増え、日陰では溶けずに残った雪が道に点在。しかし、自慢のスタッドレスと4駆で、苦もなく走破(実はほんの10m程でした)。

【到着】

 

目的の「木の助」には予定の10分ほど前に到着。
駐車場一面の雪に、まずは記念撮影



駐車場から、会場(?)までは、残雪がいっぱい残った急斜面の上り坂。
「おー滑る」「わーわー」「きゃーきゃー」のはしゃぎっぱなしの、諸氏でした。

(50前後のおっさんがはしゃぐ姿は、なんともほほえましい?)

 

【木の助の料理】

「木の助」は、ご夫婦で経営している、完全予約制の料理屋(?)で、客は1日一組だけにして、一軒屋を貸し切り状態で接待してくれるところ。渓流で育ったアマゴ料理を売り物にしています。本日の献立は(いつもほぼ同じ献立のようですが)

 

食前酒:梅酒
胡麻豆腐
帆立のみぞれ和え
アマゴの姿つくり
いろり焼き
 ・アマゴの塩焼き(直前まで生きていたのを串焼きで)
 ・宍粟牛(アナグリではありません。シシアワでもありません。「しそう」牛と呼び
  ます。このあたりの地名:宍粟郡で育った牛のなのです)
 ・鹿肉の朴葉焼き(鹿肉を、朴葉味噌と一緒に朴葉に包んだ状態で焼きます)
 ・こんにゃく(田楽味噌をつけていただきます)
 ・かきもち(いわゆるオカキです)
生麩まんじゅう
百合根のコロッケ
かぶら蒸し
むかご飯(むかごとは、山芋の実で、おこわ仕立てでいただきます)
団子汁(自在鉤で吊った鉄鍋に、味噌仕立ての汁に白玉団子が入ってました)
香の物
デザート(フルーツゼリー)

 


menu


献立表です。

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次から次に、来る料理に、皆さん満足。格別は、やはりアマゴでした。活け造りは絶品で、塩焼きは、全員の希望で追加注文してもらいました。 

tutu

ottotto

motto

matu

酒は地元の酒を、竹筒に入れた燗酒で、囲炉裏端に立て、冷めるのを防ぎます。杯?は、竹の節目を使ったもの。全て手作りとか。
(松元さんパイプではありません)

 

【話題】

そんな料理を前に、昼間っから、待ちに待った酒盛りが
今日は、支部長不在の為、「先生」の音頭で、まずはビールで乾杯!
酒もちょっと入り、舌がよく回り始めた頃に、いよいよ、同窓会ついての意見交換。
やはり、われわれ中年になると、ちょこっと胃袋をアルコールで暖めると、軽快な思考と発言が可能になるようです。活発な意見交換が交わされました。
(その内容は、議事を参照)

 

高専の初期の寮では、「モスラ」のラグビー騒動とか、ダイヤモンドダストやら、
明誠寮の「林ラーメン」「うなり寿司」とか、林婦人との混浴話等々・・秘話めいたエピソードをいっぱい聞かせてもらいました。学食の「カツライス」にあこがれた話もあって、あとで思えば、食いモンの話がどうもメイン(よほど飢えていた??)

【露天風呂】

「もう食えん!」という状況で、今度は露天風呂。
ここには、渓流の隣に竹垣で囲われた露天風呂があります。(主人の手作りとか)
酔った体に、外気はヒンヤリ。熱めのお湯にチャプンと浸かり、「いやー極楽!」
やさしい先輩のお言葉に甘えて、若い順に入浴をさせてもらいました。
雪景色、渓流、露天風呂、なんとも風情があります。

しかし、その間コタツにもぐって、熟睡した人が1名。
それは、センセイー」さぞかし、普段ずいぶん気苦労なされているのでしょ
う。(それとも、酒が効き過ぎたかな?)

 

【囲碁教室】

風呂待ちの間に、かねてより辻田さんの御所望の「碁盤」の前で、早速、臨時囲碁教室。
辻田4段の、カモになったのは、「福井」と「松元」。

福井は、早々にギブアップし、「これは俺の頭じゃついていけん」と退散。
松元はさすが、取締役になられるだけあって、人格が出来ている。貪欲に先輩の奥義を盗み取ろう(?)と、熱心な受講状態。(次回は、大囲碁大会に???)

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【お開き】

一応、夜の客のため、15時頃に終わらせて欲しいとの、「木の助のオーナー」からの要望で、駐車場前の喫茶で、コーヒーを注文し、支払いと、みやげ物の物色。
支払いは、〆て¥32,000。(安い!)

堤先生は、予約帳で空いた日を探し、夏の予約を。
(1年先まで、ほんとにびっしりの予約。平成12年は、真っ黒でした。平成13年になると、まだ空きがありました)

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「木の助」の連絡先  いろりの宿電話:0790-74-1441 FAX:0790-74-1194

671-4122 兵庫県宍粟郡一宮町福地1536 福地渓谷「木の助」細川泰二様

 

【帰路】

名残も惜しく、満腹と、満足で、帰路に。
帰りは、松元さんが運転を買って出てくれました。ところが、国道29号線に入ると、目の前を行くのは、スモークガラスの「キャデラック」。

「今時、アメ車それもキャデラックに乗るオーナーは、只者じゃあない。避けよう!」
と、方針決定。彼らが、中国自動車道に入るので、われわれはそのまま南下し、龍野経由で帰ろうということに。

途中、新宮町の「道の駅」によって、「揖保の糸:手延べ素麺です」を土産に
龍野は、「赤とんぼ」が町のシンボルで、ヒガシマル醤油の工場があります。
工場には、丸に東のマークが。
山口さん「裏側には西のマークがないか?」
「うーん。言われてみれば・・・、なるほど。そういう見方も出来るか・・・」
どうも5人の中で、山口さんが一番頭が柔らかい。

【明石・大蔵海岸】

龍野・太子バイパスから、姫路バイパス−加古川バイパス−第2神明と自動車専用道路を走って、今朝来る途中で、明石海峡大橋を見損なった諸君が大半なので、大蔵谷で下車し、橋のたもとの、「大蔵海岸」に行き、世界一の橋を見学。ケーブルのイルミネーションが夕暮れにきれいでした。ここは、最近出来たデートスポット。オッサン5人じゃのぞきと勘違いされそうなので、早々に退散。
次は、淡路で集まるか・・・の声も。
ちなみに、今年は、淡路花博「ジャパン・フローラ2000」が開催されます。

【解散】

最後は、明石駅前で長かった一日のドライブ?も終え、解散。
あちこち連れまわして、皆さん、お疲れさんでした。
これに懲りずに、またお越し下さい。

それではまた・・・      文責:福井(Feb.12.2000

fukui_i@banban.ne.jp

 


 

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